30秒まとめ
- 新築祝いは、新しく家を建てた・新築で購入した相手へのお祝い。渡すのは入居後1〜2か月以内が目安
- 相場は相手との関係の近さで決まる(兄弟3〜5万、友達・職場5千〜1万 など)
- 現金でも品物でも可。目上の人へは品物・カタログギフトが無難
- のしは「御祝/御新築御祝」、紅白の蝶結び
- いただいたら、半返し〜3分の1を目安に「新築内祝い」でお返しを
新築祝いとは
新築祝いは、新しく家を建てた、または新築の物件を購入して入居した相手へ贈るお祝いです。新生活の門出を祝い、これからの暮らしが幸せであるよう願う気持ちを表します。
新築であれば、戸建てでもマンションでも「新築祝い」です。一方、中古住宅の購入や賃貸への引っ越しは「引っ越し祝い」とするのが一般的です。名目の使い分けは「新築祝いと引っ越し祝いの違い」の記事で詳しく解説しています。
贈るきっかけは、新居のお披露目に招かれたとき・引っ越しの報告を受けたとき・親族や職場で新築の話を聞いたときなどさまざまです。相手との関係に合わせて金額や品物を選べば、まず失礼になることはありません。
この記事では、相場・現金・のし・贈り物・タイミング・お返しまで、新築祝いの全体像をまとめます。気になるテーマは、各詳細記事もあわせてご覧ください。

新築祝いの相場(相手別)

新築祝いの金額は、相手との関係の近さで決まります。身内ほど高め、関係が広がるほど控えめが基本です。
| 贈る相手 | 金額の目安 |
|---|---|
| 兄弟・姉妹 | 3万〜5万円 |
| 親戚(おじ・おば・いとこ・甥姪) | 1万〜3万円 |
| 友達・知人 | 5,000〜1万円 |
| 職場(上司・同僚・部下) | 5,000〜1万円 |
| 両親・祖父母(子・孫の新築へ) | 5万〜10万円 |
「4」「9」を含む金額は縁起が悪いとされるため避け、キリのよい奇数額にするのが基本です。職場で連名にする場合は、1人あたり1,000〜3,000円を目安にまとめて贈ります。
「いくら包めばいいか分からない」と迷ったら、まず上の表で目安を確認し、迷ったら低めに合わせれば相手に気を使わせません。相手別の詳しい考え方は「新築祝いの相場はいくら?」の記事で解説しています。
現金で贈る場合のマナー

現金を贈るのはマナー違反ではなく、特に兄弟・親戚など身内には「好きに使えるから助かる」と喜ばれやすい贈り方です。ただし、上司など目上の人へ現金を贈るのは失礼とされるため、品物やカタログギフトを選びます。
現金は紅白蝶結びのご祝儀袋に新札を入れ、表書きは「御祝」「御新築御祝」とします。金額に合ったご祝儀袋を選ぶことも大切で、1万円程度なら水引が印刷されたシンプルなもの、3万円以上なら水引が結ばれたものが釣り合います。
現金を贈ってよい相手や渡し方の詳細は「新築祝いに現金はあり?」で解説しています。のし袋の表書き手順は「新築祝いののし袋の書き方」、中袋の金額の書き方は「新築祝いの中袋の書き方」もあわせてご覧ください。
のしの書き方
新築祝いののしは、表書きが「御祝」または「御新築御祝」、水引は紅白の蝶結びが基本です。下段には贈り主の名前を、表書きより小さめに書きます。
よくある間違いは、水引に「結び切り」を選んでしまうことです。結び切りは「一度きり」を意味するため結婚祝いや快気祝いに使いますが、新築祝いのように何度あっても嬉しいお祝いには蝶結びが正解です。
手渡しなら外のし、郵送なら内のしを選びます。夫婦連名や会社名での贈り方など、表書きの詳しい書き方は「新築祝いののしの書き方」の記事で解説しています。
贈り物(品物)の選び方
品物は「実用的で、好みに左右されにくく、予算に合う」物が喜ばれます。定番はタオル・食器・キッチン用品・カタログギフトなどです。相手の好みが分からないときは、相手自身が欲しい物を選べるカタログギフトにすると失敗が少なくなります。
高価すぎる品はかえってお返しの負担になり、好みに合わない物は使ってもらえません。「相手が気軽に使えるか」を基準にすると選びやすくなります。
一方で、火を連想させる物(ライター・キャンドル)、赤い物、壁に穴を開ける物(時計・絵画)、刃物など、避けた方がよい品もあります。理由と代替案は「新築祝いで贈ってはいけないもの」で確認しておくと安心です。
相手別の選び方
相手との関係によって、喜ばれやすい品の傾向は変わります。金額は、上の「新築祝いの相場(相手別)」の表を目安にしてください。
| 贈る相手 | 喜ばれやすい品 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| 友達・知人 | タオル・リネン、おしゃれな食品・ドリンク、ちょっと良い日用品 | 肩肘張らずに使える実用品を選ぶ |
| 兄弟・親戚 | 家電、食器、上質な日用品、カタログギフト | 長く使える少し上質な品を。好みがわからなければカタログギフト |
| 職場(連名) | カタログギフト、家電 | 連名でまとめると、単独では贈りにくい品も選べる |
職場では、有志一同の連名でまとめて贈るケースがよくあります。1人あたりの負担を抑えつつ、家電や上質なカタログギフトを選べるのが利点です。上司など目上の相手には、現金や金券ではなく品物やカタログギフトを選ぶのが無難です。気を使わせたくない友達には、消耗品をカジュアルに贈るのも自然です。
定番のギフトジャンル
- カタログギフト:相手が好きな物を選べるため、好みがわからないときの最有力候補です。詳しくは「新築祝いにカタログギフトはあり?」で解説しています。
- タオル・リネン:何枚あっても困らない実用品です。上質なブランドタオルは特別感も出ます。
- 食品・スイーツ・ドリンク:後に残らず、好みも外しにくい品です。おしゃれな調味料やコーヒー・紅茶も人気があります。
- キッチン用品・食器:新生活ですぐ使えます。来客用の食器セットなども喜ばれます。
- 家電:小型のキッチン家電や生活家電が定番です。すでに持っている物と重複しないか確認しましょう。詳しくは「新築祝いに家電はあり?」で解説しています。
- 観葉植物:新居を彩るグリーンです。置き場所や手入れの手間に配慮が必要です。詳しくは「新築祝いに観葉植物は迷惑?」で解説しています。
予算別の目安
予算から選びたい場合は、次の目安を参考にしてください。
| 予算 | ギフト例 |
|---|---|
| 〜3,000円 | おしゃれな食品、ハンドソープなどの消耗品 |
| 3,000〜5,000円 | ブランドタオル、コーヒー・紅茶のセット、小型雑貨 |
| 5,000〜1万円 | カタログギフト、食器セット、小型キッチン家電 |
| 1万〜3万円 | 上質な家電、高級カタログギフト、観葉植物の大きめサイズ |
避けたい品の具体例
上で挙げた品も含め、新築祝いで避けたほうがよいとされる品を整理すると次のとおりです。
- 火事を連想させる物(ライター、灰皿、キャンドル)や赤い物
- 壁に穴を開ける物(壁掛け時計、絵画)
- 踏みつける意味になる物(玄関マット、スリッパ)※目上の人へは特に注意
- 縁起をかつぐ品(刃物、日本茶、ハンカチ)
- 目上の人への現金・金券
ただし、これらは昔ながらの縁起担ぎで、近年は気にしない人も増えています。相手の世代や関係性で判断し、迷ったらカタログギフトや消耗品など、相手が選べる・後に残らない品を選ぶと安心です。
渡すタイミング
新築祝いを渡す時期は、入居後1〜2か月以内が目安です。完成直後は引っ越し作業や手続きで忙しいため、少し落ち着いた頃が親切です。新居のお披露目に招かれたら、当日に持参するのが自然です。
遠方で会えない場合は郵送でも問題ありません。時期を逃してしまっても、「お祝いが遅くなりました」と一言添えて早めに贈れば失礼にはなりません。お祝いに添えるメッセージは「新築祝いのメッセージ例文集」で相手別の例文を紹介しています。
新居のお披露目に招かれた場合
新居のお披露目(新築披露)に招かれたら、当日に持参するのが基本です。持ち運びが難しい大きな品物は、当日に持ち込むと相手の負担になるため、お披露目の前日までに届くよう手配します。
お披露目にはほかの招待客がいることもあります。贈り物が比べられる雰囲気を避けるため、ほかの参加者がいないタイミングを見計らって渡すと、お互いに気を使わずに済みます。
招かれない・あとで会う予定がある場合
お披露目がなく、入居後に会う予定がある場合は、その機会に手渡すのが自然です。報告を受けたときに「落ち着いたら遊びに行かせてね」と伝えておき、訪問時に渡すとスムーズです。
引っ越し前など、入居前にしか会う機会がない場合は、その場で渡しても失礼にはなりません。新築した側が入居前後にどう動くかは「新築の引っ越し挨拶はいつ行く?」で解説しているので、相手が忙しい時期の目安として参考にしてください。
遠方で直接渡せない場合(郵送)
郵送する場合も、時期は入居後1〜2か月が目安です。のし紙が汚れたり破れたりしないよう、包装紙の内側に掛ける「内のし」にし、お祝いのメッセージを添えると気持ちが伝わります。
現金を郵送する場合は、普通郵便では送れないため現金書留を使います。現金の包み方は「新築祝いに現金はあり?」の記事で解説しています。
遅れてしまった場合
時期を逃してしまっても、気づいた時点で早めに贈れば大丈夫です。「遅くなってしまってごめんなさい」と一言添えると、印象がやわらぎます。入居から数か月程度であれば、新築祝いとして贈って差し支えありません。
半年以上経つなど、かなり時間が空いてしまった場合は、お祝いという形にこだわらず、新居に伺う際の手土産として渡すなど、自然な形を選んでもよいでしょう。
状況別のタイミング早見表
| 状況 | 渡すタイミング |
|---|---|
| お披露目に招かれた | 当日に持参(大きい品は前日までに到着) |
| 入居後に会う予定がある | その機会に手渡し |
| 遠方・会えない | 入居後1〜2か月に郵送(内のし) |
| 報告を受けた直後 | 落ち着く頃を見て。早く会うなら手渡しでも可 |
| 時期を逃した | 気づいた時点で一言添えて早めに |
お返し(新築内祝い)

新築祝いをいただいたら、「新築内祝い」としてお返しをするのが基本です。金額はいただいた額の半額〜3分の1、時期は入居後・お祝いから1〜2か月以内が目安です。
新居に招いて食事やお酒でもてなした場合は、それ自体がお返しになるため、改めて品物を贈らなくてもよいとされます。ただし、親や兄弟から高額なお祝いをもらった場合は、招いたうえで別途内祝いを贈ると丁寧です。「いらない」と言われたときの判断も含め、詳しくは「新築祝いのお返しは必要?」で解説しています。
お返しの金額は「新築内祝いの相場はいくら?」で相手別に整理しています。のしの書き方・贈る時期・おすすめの品物についても、それぞれ個別記事でまとめていますので、準備の段階に合わせてご覧ください。
新築祝い・新築内祝いの記事一覧
新築祝い・新築内祝いに関する記事をテーマ別にまとめました。気になるところからお読みください。
相場・お金
のし・のし袋
タイミング・メッセージ
- 新築祝いはいつ渡す?(本記事内)
- 新築祝いのメッセージ例文集
贈り物・ギフト
名目の使い分け
お返し(新築内祝い)
よくある質問(FAQ)
まとめ
新築祝いは、新しい家を建てた・購入した相手へのお祝いです。相場は相手との関係で決まり、現金でも品物でも贈れます(目上の人へは品物が無難)。のしは「御祝/御新築御祝」、紅白の蝶結びが基本です。
渡す時期は入居後1〜2か月以内、いただいたら半額〜3分の1を目安に新築内祝いでお返しをします。贈ってはいけない物もあるため、品物を選ぶ前に確認しておくと安心です。
各テーマの詳しい内容は、本記事からリンクした個別記事で解説しています。準備の段階に合わせて、必要な記事を参考にしてください。
