30秒まとめ
- 相場は「相手との関係の近さ」で決まる。迷ったら近いほど高め、遠いほど控えめ
- 友達・知人は5,000〜1万円、職場も5,000〜1万円が目安
- 兄弟・姉妹は3万〜5万円、親戚(おじ・おば・いとこ・甥姪)は1万〜3万円
- 「4」「9」を含む金額は避け、1万・3万・5万などキリのよい奇数で
- 高すぎる金額はお返しの負担になるため、相手が気を使わない範囲が基本
新築祝いの相場は「相手との関係の近さ」で決まる
新築祝いの金額に、決まった定価はありません。基本の考え方は「相手との関係が近いほど高め、遠いほど控えめ」というものです。

身内である兄弟・姉妹がもっとも高く、親戚、友人・職場と関係が広がるにつれて目安は下がっていきます。
高すぎる金額は、もらった側に「同じくらいお返ししなければ」という負担を与えてしまうため、相手が気を使わずに受け取れる範囲に収めるのが大切です。
金額はあくまで目安であり、地域の慣習や付き合いの深さ、自分の年齢・予算によって調整して問題ありません。
まずは相手別のおおよその相場を一覧で確認しましょう。
相手別・新築祝いの相場一覧(早見表)
| 贈る相手 | 金額の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 兄弟・姉妹 | 3万〜5万円 | 20〜30代は1万〜3万円。年齢が上がると高めになる傾向 |
| 親戚(おじ・おば・いとこ・甥姪) | 1万〜3万円 | 付き合いの深さで調整 |
| 友達・知人 | 5,000〜1万円 | ごく親しい友人は1万〜3万円のことも |
| 職場(上司・同僚・部下) | 5,000〜1万円 | 有志一同・連名なら1人3,000円前後も |
| 両親・祖父母(子・孫の新築へ) | 5万〜10万円 | 関係が近く、援助の意味合いも含めて高め |
※ 表は一般的な目安です。連名で贈る場合や、相手から事前に「お祝いは気にしないで」と言われている場合は、無理のない範囲で調整してください。
友達・知人へ贈る場合
友達・知人への新築祝いは、5,000〜1万円が目安です。
学生時代からの親友など、ごく親しい間柄では1万〜3万円を包むこともあります。
一方で、ママ友や気軽な知人など「お互いに気を使わせたくない」間柄では、3,000円前後の消耗品やちょっとした品物をカジュアルに贈るのも自然です。
グループで連名にすれば、1人あたりの負担を抑えながらまとまった金額のギフトを贈れます。
兄弟・姉妹へ贈る場合
兄弟・姉妹への新築祝いは、3万〜5万円が一般的な目安です。
身内なのでもっとも高めの設定になります。
ただし、贈る側の年齢によって幅があります。
20〜30代であれば1万〜3万円、40代以上で経済的に余裕が出てくると3万〜5万円と、年齢が上がるにつれて金額も上がる傾向があります。
兄弟間で「いくらにするか」をあらかじめ揃えておくと、後々の気まずさを避けられます。
親戚(おじ・おば・いとこ・甥姪)へ贈る場合
おじ・おば、いとこ、甥・姪などの親戚へは、1万〜3万円が目安です。
日頃の付き合いの深さによって幅があり、親しく行き来している相手なら3万円、年に数回会う程度なら1万円といった具合に調整します。
親族間では、地域や家ごとに「新築祝いはこのくらい」という暗黙の相場があることも少なくありません。
迷ったときは、両親や年長の親族に確認しておくと安心です。
職場(上司・同僚・部下)へ贈る場合
職場関係への新築祝いは、5,000〜1万円が目安です。
個人で贈るほか、部署やチームで有志一同としてまとめる方法もよく使われます。
連名であれば、1人あたり3,000円前後でもまとまったギフトを用意できます。
注意したいのは、上司など目上の方への贈り方です。
現金は「生活の援助」という意味合いを含むため、目上の人に現金や金券を贈るのは失礼にあたるとされます。
上司へ贈る場合は、現金ではなく品物やカタログギフトを選ぶほうが無難です。
現金と品物、どちらで贈る?
新築祝いは、現金でも品物でも、どちらでも失礼にはあたりません。
それぞれに長所があるため、相手との関係で選ぶとよいでしょう。

| 贈り方 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 現金 | 兄弟・親戚など身内。相手が自由に使える | 目上の人には避ける。新札・奇数額で |
| 品物 | 友人・職場・目上の人。気持ちが伝わりやすい | 好みや既に持っている物と重複しないか配慮 |
| カタログギフト | 相手の好みがわからないとき全般 | 金額帯が相手に伝わりやすい点だけ留意 |
身内には自由度の高い現金、目上の人や好みのわからない相手には品物やカタログギフトという使い分けが基本です。
品物を選ぶ際は、火を連想させるものなど「新築祝いで避けたい品」もあるため、贈ってよいか迷う物は事前に確認しておくと安心です。
避けたい品の具体例は「新築祝いで贈ってはいけないもの」で詳しく解説しています。
連名で贈るときの相場と考え方
友人グループや職場で連名にする場合は、「1人あたりの負担額 × 人数」で総額を考えます。
1人3,000〜5,000円を出し合い、合計1万〜3万円程度のギフトにまとめるのが一般的です。

連名のメリットは、1人あたりの負担を抑えつつ、単独では贈りにくい少し高めのギフトを選べる点です。
のし書きは3名までなら全員の名前を書き入れ、4名以上になる場合は代表者名+「外一同」とし、別紙に全員の名前を添えるのが基本です。
金額を決めるときに気をつけたいマナー
相場の範囲内で金額を決めたら、最後に縁起やマナーの面も確認しておきましょう。

- 「4」「9」を含む金額は避ける
「死」「苦」を連想させるため、4,000円・4万円・9,000円などは避け、1万・3万・5万といったキリのよい奇数額にするのが基本です。 - 現金は新札を用意する
お祝い事は「前もって準備しておく」のがマナー。新札を奇数枚で包みます。 - 目上の人に現金は避ける
上司など目上の方へは、現金ではなく品物やカタログギフトを選びます。 - 高すぎる金額は控える
相場より極端に高いと、お返し(新築内祝い)の負担をかけてしまいます。
相手が気を使わない範囲にとどめるのが思いやりです。
なお、新築祝いを現金で贈る場合は、のし袋の選び方や表書きの書き方にも決まりがあります。
詳しくは「新築祝いに現金はあり?金額・のし袋・失礼にならない渡し方」「新築祝いののしの書き方」の記事もあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
まとめ
新築祝いの相場は「相手との関係の近さ」で決まります。
兄弟・姉妹は3万〜5万円、親戚は1万〜3万円、友達・知人と職場はそれぞれ5,000〜1万円が基本の目安です。
金額を決めたら、「4」「9」を避けてキリのよい奇数額にする、現金は新札で用意する、目上の人には品物を選ぶ、といったマナーも確認しておきましょう。
大切なのは、相場どおりの金額をそろえることよりも、相手が気を使わずに受け取れる範囲で気持ちを伝えることです。
迷ったときは「相手に負担をかけないか」を基準にすると、金額も贈り方も決めやすくなります。

