30秒まとめ
- 新築内祝いの相場は、いただいた額の半額〜3分の1(半返し・3分の1返し)。目上の人へは3分の1、友人・同僚へは半額が一つの目安
- 親・兄弟から10万円以上の高額をもらったら、無理に半返ししなくてよい
- 高すぎても安すぎても気を使わせる。相場に近い金額にそろえるのが基本
- 贈る時期は入居後・お祝いから1〜2か月以内が目安
- のしは紅白の蝶結びに「新築内祝」または「内祝」。名前はお返しをする側(新築した本人)を書き、内のしが一般的
新築内祝いの相場は「半返し〜3分の1返し」が基本
新築内祝い(新築祝いのお返し)の金額は、いただいたお祝いの半額〜3分の1が基本の目安です。この「半返し」「3分の1返し」が、内祝い全般に共通する考え方です。
たとえば1万円のお祝いなら3,000〜5,000円、3万円なら1万〜1万5,000円が目安になります。高すぎるお返しは「お祝いを突き返す」印象になり、安すぎると失礼に映ることがあるため、相場に近い金額にそろえるのが安心です。
相手別の考え方(目上は3分の1、友人・同僚は半額)
お返しの割合は、相手との関係によって少し変わります。
| お祝いをくれた相手 | お返しの目安 |
|---|---|
| 上司・目上の人 | 3分の1程度 |
| 友人・同僚 | 半額程度 |
| 親・兄弟・親戚 | 3分の1〜半額(高額時は無理をしない) |
目上の人へ半額きっちり返すと、かえって他人行儀になることがあります。3分の1程度に感謝の気持ちを添えるほうが、自然な場合もあります。
いただいた金額別・お返しの早見表
具体的な金額で見ると、次のようになります。
| いただいた額 | 半返し(半額) | 3分の1返し |
|---|---|---|
| 5,000円 | 2,500円前後 | ― |
| 1万円 | 5,000円前後 | 3,000円前後 |
| 3万円 | 1万5,000円前後 | 1万円前後 |
| 5万円 | 2万5,000円前後 | 1万5,000円前後 |
| 10万円以上 | 無理に半返しせず3分の1程度+感謝を伝える | |
金額に「4」「9」を含めない点は、お祝いと同じく内祝いでも意識すると丁寧です。
高額なお祝い(親・兄弟)への考え方
親や兄弟、親戚から10万円を超える高額なお祝いをいただくことがあります。これは「新生活を応援したい」という気持ちが込められたお祝いです。
この場合、相場どおりに半返しをすると、かえって相手の好意を打ち消してしまいます。3分の1程度のお返しにとどめ、感謝の言葉をしっかり伝えるのが基本です。新居に招いてもてなす、相手が喜ぶ品を選ぶなど、金額以外の形でお礼を表すのもよい方法です。
お返しで避けたい品・選び方
新築内祝いの品物は、相場に合った金額で、相手が気軽に使える消耗品が定番です。お菓子、タオル、日用品、カタログギフトなどがよく選ばれます。
一方で、新築祝いと同じく、刃物(縁切り)や日本茶(弔事を連想)などは避けるのが無難とされます。また、現金や商品券をお返しにすると「金額がそのまま伝わる」ため、目上の相手には品物を選ぶほうが角が立ちません。具体的な品選びは「新築内祝いのおすすめギフト」の記事で紹介しています。
新築内祝いののし(表書き・水引・名入れ)
新築内祝いののしでは、①表書き、②水引、③名前の3つを整えます。考え方は新築祝いののしと共通ですが、書く名前と、内のし・外のしの選び方が異なる点に注意が必要です。
表書きは「新築内祝」または「内祝」
のしの上段(水引の上)に書く表書きは、次のいずれかが一般的です。
- 新築内祝:新築のお返しであることが明確に伝わる
- 内祝:内祝い全般に使える、シンプルな表書き
どちらを使っても失礼にはなりません。新築のお返しだとはっきり示したいなら「新築内祝」、迷うなら「内祝」を選べば問題ありません。文字は毛筆または筆ペンを使い、濃い墨の楷書で書きます。
水引は紅白の蝶結び
水引は、紅白(または金銀)の蝶結び(花結び)を選びます。蝶結びは何度でも結び直せることから、何度あってもうれしいお祝い事に使われる水引です。結婚祝いや弔事に使う「結び切り」は使いません。
名入れ(下段の名前)
のしの下段(水引の下)には、お返しをする側=新築した本人の名前を書きます。新築祝いでは贈り主(祝う人)の名前を書きますが、内祝いでは「お返しをする自分」の名前を書く点が大きな違いです。
| 書き方 | 内容 |
|---|---|
| 世帯主名 | 中央に世帯主のフルネーム |
| 名字のみ | 中央に名字だけを書く |
| 夫婦連名 | 中央に夫のフルネーム、左に妻の名(下の名前のみ) |
出産内祝いのように子どもの名前を入れることはせず、世帯主名・名字・夫婦連名のいずれかで書くのが一般的です。
内のし・外のしの使い分け
新築内祝いでは、品物に直接のしを掛けてから包装紙で包む「内のし」が一般的です。内祝いには「自分のお祝い事のお裾分け」という控えめな意味合いがあり、のしを表に大きく出さない内のしが好まれます。
| 種類 | 掛け方 | 内祝いでの扱い |
|---|---|---|
| 内のし | 品物にのしを掛けてから包装 | 一般的。特に郵送・配送の場合に向く |
| 外のし | 包装紙の上からのしを掛ける | 手渡しで目的を明確に伝えたいとき |
郵送する場合は、のしの汚れや破れを防ぐ意味でも内のしが基本です。
新築祝いののしとの違い
「贈る側」の新築祝いと「お返しする側」の新築内祝いでは、のしの書き方が一部逆になります。
| 項目 | 新築祝い(贈る側) | 新築内祝い(お返しする側) |
|---|---|---|
| 表書き | 御祝/御新築御祝 | 新築内祝/内祝 |
| 名前 | 贈り主(祝う人)の名前 | お返しをする側(新築した本人)の名前 |
| のし | 手渡しは外のしが基本 | 内のしが一般的 |
| 水引 | 紅白・蝶結び | 紅白・蝶結び(共通) |
贈る側ののしについては「新築祝いののしの書き方」の記事で詳しく解説しています。
贈る時期(1〜2か月)
新築内祝いは、入居後やお祝いをいただいてから1〜2か月以内に贈るのが目安です。お祝いをいただいたら、まずお礼の連絡を当日〜翌日までに済ませ、品物のお返しは落ち着いてから手配します。
遅れてしまった場合の対応は「新築内祝いはいつまでに贈る?」の記事で解説しています。
よくある質問(FAQ)
まとめ
新築内祝いの相場は、いただいた額の半額〜3分の1が基本です。目上の人へは3分の1、友人・同僚へは半額を目安にし、金額別の早見表を参考にすると決めやすくなります。
親・兄弟からの高額なお祝いには、無理に半返しをせず、3分の1程度に感謝を添えれば十分です。高すぎず安すぎず、相場に近い金額にそろえるのが、相手に気を使わせないお返しのコツです。
のしは紅白の蝶結びに「新築内祝」または「内祝」と書き、名前はお返しをする側(新築した本人)にして、内のしで贈るのが一般的です。贈る時期やおすすめの品は、新築内祝いの各記事もあわせて確認してください。

