地鎮祭の準備を調べはじめると、まずぶつかるのが「お供え物って、何をどれだけ用意すればいいの?」という疑問です。
お米やお酒、海の幸・山の幸……と聞くと、なんだか大変そうに感じますよね。
でも、安心してください。最近は、お供え物をハウスメーカーや神主さんがまとめて用意してくれるケースが増えています。
まず確認すべきは「自分で用意するのか、お任せできるのか」
そのうえで、自分で揃える場合の品目・数量・選び方を、この記事で一覧にまとめて解説します。

30秒でわかる結論
- 最初にやること:建築会社の担当者か神主さんに「お供え物はこちらで用意しますか?」と確認する。
- 近年は業者・神主さん側が用意し、施主は初穂料だけというパターンも多い。
- 自分で用意する場合の基本は、米・酒・塩・水・海の幸・山の幸・野の幸の7種類。
- すべて近所のスーパーで購入できるものでOK。特別なものは不要。
- 費用の目安は5,000円〜1万円程度。
- お供え物は施主が用意するのが昔ながらの基本だが、地域・神社によって異なる。
迷ったら、まず「確認」。これだけで準備の8割は片づきます。
まず大前提|「誰が用意するか」を最初に確認する
お供え物について調べる前に、いちばん大事なことをお伝えします。
それは、お供え物を誰が準備するのかは依頼先によって違うということです。

昔は「お供え物は施主が用意するもの」が一般的でした。ところが最近は、
- 神主さんに費用を払い、お供え物一式まで用意してもらう
- ハウスメーカー・工務店が祭壇とセットで手配してくれる
- 祭壇・笹竹・盛り砂などの道具類とまとめてレンタルする
といった形が増えており、施主が用意するのは初穂料(玉串料)だけというケースも珍しくありません。
そのため、まずは地鎮祭を依頼する建築会社の担当者か神主さんに、「お供え物はどちらで用意しますか?」と一言確認しておきましょう。これを最初にやっておけば、余計な買い出しをせずに済みます。
地鎮祭全体の流れや、施主が当日に何をするのかは「地鎮祭とは?当日の流れと所要時間」もあわせてどうぞ。
地鎮祭のお供え物 一覧|基本の7種類
自分で用意することになった場合の、基本のお供え物を一覧にまとめました。
神社や地域によって細かな違いはありますが、まずはこの7種類を押さえておけば十分です。

| 品目 | 分類 | 具体例 | 数量の目安 |
|---|---|---|---|
| 米 | お米 | 白米(洗米して乾かす) | 一合(約180ml) |
| 酒 | お酒 | 清酒(日本酒)。のし紙に「奉献」と書く | 一升(1.8L)が基本 |
| 塩 | 塩 | 食塩・粗塩。土地のお清めにも使う | 一合 |
| 水 | 水 | 水道水で可 | 一合(約180ml) |
| 海の幸 | 海のもの | 鯛などの魚、昆布、スルメ など | 3種類ほど |
| 山の幸 | 山のもの | りんご・みかんなど季節の果物 | 3種類ほど |
| 野の幸 | 野菜 | 大根・人参(地中)+トマト・なす(地上) | 2〜5種類 |
このほか、参列者に御神酒(おみき)を振る舞うための盃(さかずき)を人数分用意することもあります。
盃は紙コップで代用しても構いません。
品目ごとの選び方・準備のコツ
一覧だけだと「具体的にどう選べば?」と迷う部分があるので、補足します。
米
洗ったお米をお供えします。
前日のうちにお米を洗い、ひと晩おいて水気を乾かしておくのが丁寧なやり方です。量は一合あれば十分です。
酒
清酒(日本酒)を一升用意するのが基本です。瓶には「奉献(ほうけん)」と書いたのし紙を巻いておきます。
なお、建築会社によっては清酒をプレゼントしてくれることもあります。
塩・水
塩はお供えだけでなく、土地を清める儀式そのものにも使われます。
水とあわせて一合ずつ用意しておきましょう。特別なものは不要で、家庭にある塩・水道水で構いません。
海の幸
魚・乾物から数種類を選びます。
いちばん格が高いのは「鯛」ですが、生ものは扱いづらいため昆布やスルメといった乾物で代用する人が多いです。
日持ちの面でも乾物は便利です。
山の幸・野の幸
山の幸は季節の果物(りんご、みかんなど)、野の幸は野菜を用意します。
野菜は「地面の上にできるもの(トマト・なすなど)」と「地中にできるもの(大根・人参など)」をそれぞれ選ぶと、バランスがよくなります。
選ぶときの共通ポイント
すべてに共通するコツは、できるだけ新鮮で、旬のものを選ぶこと。
神様へのお供えなので、傷んだものや古いものは避けましょう。
難しく考えず、スーパーで「きれいな旬の品」を選べば問題ありません。
お供え物にかかる費用の目安
自分でお供え物を揃える場合、費用は5,000円〜1万円程度に収まることが多いです。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| お供え物一式(施主が用意する場合) | 5,000円〜1万円 |
| 神主さん・業者にお任せする場合 | 依頼先の料金に含まれることが多い |
なお、これとは別に神主さんへお渡しする初穂料(玉串料)が必要です。
こちらの相場は別記事「地鎮祭の初穂料の相場」で詳しく解説しています。
お供え物を含めた地鎮祭全体の費用感は、別記事「地鎮祭の費用は総額いくら?」でまとめて確認できます。
式が終わったあと、お供え物はどうする?
意外と知られていないのが、お供え物のその後です。
せっかく用意したものを無駄にしないために、知っておくと安心です。
一度神様にお供えしたものは「神聖なもの」とされ、お下がりとしていただくのが基本です。

- お酒(御神酒):式の中で、参列者みんなで少しずついただくのが一般的。
- 海の幸・山の幸・野菜:施主が持ち帰っていただくことが多い。
- 塩・水・米:土地のお清めに使ったり、お下がりとして持ち帰ったりします。
誰が何を持ち帰るかは、地域・神社・依頼先によって慣習が異なります。
当日、神主さんや担当者の案内に従えば間違いありません。
お供え物以外に施主が用意するもの
お供え物とあわせて、施主が用意しておくと安心なものがあります。
- 初穂料(玉串料):神主さんへのお礼。のし袋に包んで当日お渡しします。
- 近隣への挨拶回りの粗品:工事の騒音などへの気遣いとして、戸数分のタオルやお菓子などを用意しておくとスムーズです。
これらの「施主が当日までに準備するもの」をまとめてチェックしたい方は、別記事「地鎮祭で施主が準備するものリスト」が便利です。
よくある質問(FAQ)
まとめ
地鎮祭のお供え物は、
- まず「誰が用意するか」を依頼先に確認する(業者・神主さんがやってくれることも多い)
- 自分で用意するなら、米・酒・塩・水・海の幸・山の幸・野の幸の7種類が基本
- すべてスーパーで揃う旬の品でOK。費用は5,000円〜1万円程度
- 式の後はお下がりとしていただく
——この流れを押さえれば、お供え物で迷うことはありません。
難しく考えず、まずは担当者に一言確認するところから始めましょう。

